2020年年頭のご挨拶

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新年あけましておめでとうございます。

旧年中はごうだ整形外科に来院いただきありがとうございます。当院は2016年6月に開院し3度目の新年を迎えました。その間、理想のクリニックを目指して日々努力してきましたが、まだまだ満足するレベルには到達していません。皆様にきて良かったと思われるようにスタッフ一同努力を続けたいと思います。

昨年はリハビリスタッフを4名から6名に増員しました。それに伴い予約がしやすい方法を模索しています。チーム制やネット予約、新しい機械の導入などを行いました。まだまだ改善点はありますが、利用患者様から当院のリハビリで良くなったとの声がスタッフの元気の素となっております。

検査機械では1.5TのMRIを導入しました。入れ替え工事中はご不便をおかけしましたが、12月20日から無事に稼働しています。今までは一日15人が最大でしたが、稼働初日から余裕をもって25人の撮影が可能となり、画像解像度も格段に向上しました。高度の機械は扱う側にも高度の知識を要求します。宝の持ち腐れにならないように放射線技師ともども勉強を続けていきます。

診療では新しく多血小板血漿PRP治療を開始しました。まだまだ高価な治療ではありますがすでに10人以上に行い良好な結果を得ており手ごたえを感じています。本年はじめには再生療法の認可をうけ、より安価で腱内など(関節以外)に投与可能となります。難治性の腱付着部炎やアキレス腱炎、滑液包炎などにも治療の範囲を拡大したいと考えています。

治療器具として炭酸ガスレーザー治療機も導入しました。これにより疣贅(いぼ)の治療や一部の母斑の治療が容易に行えるようになりました。

多くのハード面の充実とともにソフト(人材)の補充も積極的におこなっています。常勤看護師、事務スタッフ、理学療法士、放射線技師の増員を行いました。医師の増員も行いました。佐々木医師は月曜日午後外来は変わりませんが、時間の許す限り臨時で外来を行ってくれています。河野医師は火曜午前以外に金曜午前外来も担当してくれています。清藤医師が新たに木曜午後外来を担当してくれています。外来担当だけではなく手術が必要な患者様は北新病院、北新東病院、北海道整形外科記念病院で手術を行ったのちに継続して当院で治療を行っていただいています。昨年は100名を超える患者様が札幌の病院で治療をうけております。高度に専門的な病院への橋渡しの役割も当院の大事な仕事と考えています。もちろん当院でも局所麻酔の手術は100件を超える数で行っています。当院単独でできる治療は限られていますが、どの治療方法が最適化を判断していきたいと思います。

本年はさらに患者様の利便性を考えてキャッシュレス決済の導入を予定しています。クレジットカードはもちろん、スマホ払いに代表される殆どすべてのキャッシュレスを可能としたいと考えています。当院は院内処方を採用しているため病院での支払い額は薬代を含むため他院よりも高くなります(薬局での支払額を考えると金額は1/3から1/4ですが)。そのため金額の大小にかかわらず利便性の良いキャッシュレス決済を導入することにしました。入院施設をもつ病院でのクレジットカードは普及していますがスマホ払いを導入している病院はほとんどありません。受診の一助になれればいいと思います。

また、当院最大の懸念である常勤医の増員のめどもつきました。まだ少し先にはなりますが素晴らしい医師が着任します。

今年春には札幌の分院が着工します。分院には可動式MRI(立位での撮影が可能)が北海道で初めて導入されます。国内でも3台目となります。よりダイナミックに病態の把握が可能となります。リハビリ施設では道内初となるTechnoGym社のサーキットトレーニングシステムを導入します。アスリートから年配者まで個々の状態に応じた筋力訓練がオートマチックに行えるシステムです。筋力の改善のみではなく健康寿命の延長に寄与できる施設となっています。

 ごうだ整形外科は今年も新しい風を吹き込んで、常により良い方向を目指して進んで行こうと思います。本年もよろしくお願いいたします。