平成30年年頭のご挨拶

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新年あけましておめでとうございます。本年も職員一同来院患者さまとそのご家族が痛みなく生活していけるよう全力で治療、看護にあたります。

当院も2度目のお正月を迎え、この1月で開院1年半となりました。若干の職員の変更はありましたが多くの職員は開院後から継続して治療にあたっています。新しい職員も増えています。開院時には二人で行っていたリハビリテーションは4人に増えました。少々手狭になってきていますが、患者様に密着したリハビリテーションを提供できる環境ができつつあります。看護部は開院時から変わらないスタッフで行っています。来院患者さまの一挙手一投足に注意を払い患者様の変化を見逃さないように心がけて看護を行っています。看護助手は新年から新しいスタッフが加わります。直接患者様に接する機会が多く、また裏方の仕事も重要な彼女たちの仕事です。放射線部は開院以来2名で行ってきましたが近く人員が補充されます。より早く正確な画像検査が行えるようになります。事務は若干の人員変更がありました。多くの患者様から当院は診察までは待たされる(😢)けど診察終了から会計まではとっても早いとお褒めの言葉を頂いております。さらに事務部門を充実すべく新人の雇用も計画しています。さらに2月には事務部門の長としてまた、経営のパートナーとして新しい強力なスタッフが加わります。彼の参入により診療所経営の効率化やより魅力的な診療の提供ができるようになると思っています。医師部門は当分は大きな変化はない予定です。福井医師は水金の午前外来を変わらず担当します。佐々木医師は月曜日午後ですが混雑予想日には臨時で外来を行ってくれることがあります。合田は変わらず毎日の外来を行っていきます。変わらずと書きましたが診療内容は開院以来大きく変化しています。一般的に整形外科では保存的治療(手術以外)と手術治療が行われます。整形外科診療所では主に保存的治療が行われますが、その内容は投薬とリハビリが殆どでした。開院前は私も同様の治療を行っていました。保存的治療で効果の得られないときには手術と考えていました。しかし開院し簡単に手術を行うことができない状況でどうしたら患者様の苦痛を取り除くことができるかを考え現在の治療にたどり着きました。一つの柱は神経ブロック治療です。診断目的の神経ブロックではなく術後残存症状の軽減や、多岐の事情で手術を受けることのできない患者さまの除痛目的での神経ブロックを行っています。また急性腰痛症で全く動くことのできない状態の改善にも役立っています。もう一つの柱はエコーの使用です。エコーガイド下での筋膜リリースでは肩こり、腰痛に目覚ましい効果を上げています。またエコーガイド下での各種神経ブロックや神経剥離、嚢腫穿刺など応用範囲が広く整形外科の保存的治療の概念を激変させています。今後はさらに拘縮の除去や難治性疼痛の治療に役立てたいと考えています。

本年も職員一同、笑顔で治療にあたりたいと思います。宜しくお願いいたします。