新しいPRP治療が可能となりました。
1年ほど前から認可申請を行っていた新しいPRP治療がこのほど再生医療法の認可を取得いたしました。今回の方法はACPダブルシリンジを用いたものです。院内で血液を採取しその場で多血小板血漿を分離作成します。所要時間は15分程度となります。この方法も保険適応外の自由診療扱いとなります。費用は25,000円+税となります。今回取得した認可は第3種の認可であり関節内には投与できません。関節以外:テニス肘、難治性滑液のう胞、肉離れなどに使用可能です。膝関節や指、股関節などには従来のPRP-FD治療を行います。PRP治療の応用範囲はまだまだ広く、美容(ほうれい線除去やしわの治療、瘢痕、色素沈着)、加齢による薄毛の治療、骨折治癒の促進など広い範囲に応用が期待できます。今は整形外科範囲で使用していますが、今後適応範囲を広げていく予定です。まだまだ高価な治療ですが代金には遠心分離機などの費用と毎年かかる認可の更新手数料が含まれています。これらの費用は固定額であり利用者が増えると代金を減額することが可能となります。
関節に使用可能な第2種の認可には更新手数料が年間300万かかります。不思議な制度ですが安易に治療を行わないためと理解しています。そのため施術代金に手数料を乗せる必要があり一回30万円でも赤字となる病院があり東京では1回50万という病院もざらにあります。効果が科学的に証明され保険適応となるまでこの値段で頑張っていくつもりです。ご希望の方は担当医にお尋ねください。