L-006 腰椎分離症とは? 第2部 診断とごうだ整形外科の治療方針 ________________________________________ 初期の疲労骨折はレントゲンでは見つからないことがあります

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L-006 腰椎分離症とは?
第2部 診断とごうだ整形外科の治療方針

初期の疲労骨折はレントゲンでは見つからないことがあります

成長期の腰椎疲労骨折では、痛みが強くても初期にはレントゲンで異常が写らないことが少なくありません。

そのため、「レントゲンで異常がないから大丈夫」と判断してしまうと、診断が遅れてしまう可能性があります。

ごうだ整形外科では、成長期のスポーツ選手が腰痛を訴え、診察で腰椎疲労骨折が疑われる場合には、MRIによる精密検査を積極的に行っています。

MRIの脂肪抑制画像では、骨折部に生じた骨髄浮腫や出血による変化を確認できるため、レントゲンでは分からない初期の疲労骨折でも診断できることがあります。

そのため、ごうだ整形外科では、レントゲンだけで異常がないと判断することはありません。


CT検査をルーチンで行わない理由

骨折と聞くと、「CT検査をした方が詳しく分かるのでは」と考える方もいらっしゃいます。

確かにCTは骨の形を詳しく観察できる検査ですが、放射線による被ばくがあります。

特に成長期のお子さんでは、必要以上の被ばくはできるだけ避けたいと考えています。

また、初期の腰椎疲労骨折では、CTよりもMRIの方が早期診断に役立つことが多いため、ごうだ整形外科ではCT検査を routine(ルーチン)で行うことはほとんどありません。

患者さんの年齢や症状を考慮しながら、必要な検査を選択しています。


ごうだ整形外科の治療方針
骨だけではなく、お子さんの生活も大切にしています

以前は、腰椎疲労骨折と診断されると、硬いハードコルセットを装着し、数か月間スポーツを禁止する治療が一般的に行われていました。

しかし、そのような治療を行っても骨が癒合しないケースは決して少なくありません。

また、成長期のお子さんにとって、長期間スポーツができないことは、体力面だけではなく精神面にも大きな影響を及ぼします。

ごうだ整形外科では、骨癒合だけを目標にするのではなく、お子さんの学校生活や部活動、精神的な負担も考えながら治療方針を決めています。


ごうだ整形外科ではどのように治療を進めますか?

腰椎疲労骨折と診断された場合には、まず市販の腰痛用コルセットを装着していただきます。

最初の1週間は、部活動や体育を含めたすべての運動を中止し、就寝中もコルセットを装着して腰を安静に保ちます。

この期間の目的は、骨折部を保護するとともに、まず痛みを改善させることです。

多くのお子さんでは、1週間ほどで痛みが大きく改善します。

痛みがなくなった場合には、コルセットを装着したまま少しずつ運動を再開していただきます。

一方、まだ痛みが残っている場合には、さらに1週間運動を控え、骨折部の安静を継続します。


2週間後に確認すること

再診ではレントゲン検査を行いますが、この時期に骨折部が大きく変化していることはほとんどありません。

そのため、ごうだ整形外科では画像だけではなく、痛みが改善しているかどうかを重視しています。

痛みがなくなっていれば、運動をするときだけコルセットをさらに2週間使用していただきます。

その後も痛みがなければコルセットを外し、通常のスポーツへ復帰します。

もし痛みが続く場合には、体幹周囲の筋力トレーニングや物理療法などを追加しながら、症状の改善を目指します。


骨癒合だけを目標にしていません

腰椎疲労骨折が完全に骨癒合するまでには、およそ3か月かかると考えられています。

しかし、その3か月間すべての運動を禁止すると、大切な大会や部活動の機会を失ってしまうことがあります。

ごうだ整形外科では、もちろん骨がつく努力は大切だと考えています。

一方で、それと同じくらい、お子さんが安心して学校生活やスポーツを続けられることも重要だと考えています。

そのため、痛みの改善を確認しながら、安全にできるだけ早く競技へ復帰できるよう、一人ひとりの状態に合わせて治療を進めています。


第2部終了

第3部では、手術が必要になる場合、保護者へのメッセージ、FAQ、監修者プロフィールを掲載します。