PRP治療は膝痛に効果がある?整形外科医がわかりやすく解説
監修:合田猛俊 清藤直樹
結論
PRP治療は、自分の血液から作製した成分を利用する治療法です。
変形性膝関節症や半月板損傷による膝痛に対して行われることがあり、症状改善が期待できる場合があります。
一方で、すべての患者様に同じ効果が得られるわけではありません。
膝の状態や進行度によって適応が異なるため、診察による評価が重要です。
PRP治療とは?
PRPとは「多血小板血漿」のことです。
患者様ご自身の血液を採取し、血小板を濃縮した成分を作製します。
その成分を膝関節へ注射する治療法です。
表1 PRP治療の特徴
| 項目 | 内容 |
| 原料 | 自分の血液 |
| 治療方法 | 関節内注射 |
| 入院 | 不要 |
| 手術 | 不要 |
| 日帰り | 可能 |
なぜ膝痛に使われるの?
血小板には様々な成長因子が含まれています。
そのため膝関節の環境改善を目的として行われています。
表2 PRP治療が検討される疾患
| 病気 | 適応 |
| 変形性膝関節症 | 検討される |
| 半月板損傷 | 検討される |
| スポーツ障害 | 検討される |
| 慢性膝痛 | 検討される |
どんな人に向いている?
表3 PRP治療を検討するケース
| 状態 | 内容 |
| 膝痛が続く | 保存療法で改善しない |
| 手術は避けたい | 保存療法を希望 |
| 活動性が高い | スポーツ継続希望 |
| 初期〜中等度変形 | 適応になることがある |
PRP治療のメリット
表4 PRP治療のメリット
| 項目 | 内容 |
| 自己血液利用 | 自分の血液を使用 |
| 日帰り治療 | 入院不要 |
| 手術不要 | 身体への負担が少ない |
| 繰り返し可能 | 状態によって実施可能 |
PRP治療のデメリット
表5 PRP治療の注意点
| 項目 | 内容 |
| 自由診療 | 保険適用外 |
| 個人差 | 効果に差がある |
| 即効性 | 個人差がある |
| 重度変形 | 適応外の場合がある |
PRPと人工関節の違い
表6 PRPと人工関節の比較
| 項目 | PRP | 人工関節 |
| 手術 | 不要 | 必要 |
| 入院 | 不要 | 必要 |
| 回復期間 | 比較的短い | 長い |
| 適応 | 初期〜中期 | 重度変形 |
整形外科で体重管理が重要視される理由
膝関節には歩行時に体重の約3〜5倍の負担がかかります。
PRP治療だけではなく、
運動療法
リハビリテーション
体重管理
を組み合わせることが重要です。
表7 膝痛治療の考え方
| 治療 | 目的 |
| PRP治療 | 症状改善を目指す |
| 運動療法 | 機能改善 |
| 体重管理 | 負担軽減 |
ごうだ整形外科で行っている治療
レントゲン検査
MRI検査
リハビリテーション
運動療法
PRP療法
PRP-FD療法
培養上清液治療
体重管理プログラム
患者様一人ひとりの状態に合わせた治療方法をご提案しています。
※ごうだ整形外科のPRPは関節内投与できません(再生医療法の規制)関節内に投与するときはPRP-FDを行います。
よくある質問(FAQ)
Q. PRP治療は痛いですか?
採血と注射を行います。
Q. 保険は使えますか?
自由診療となります。
Q. 何回必要ですか?
状態によって異なります。
Q. 人工関節を避けられますか?
症状や進行度によって異なります。
Q. MRIは必要ですか?
適応判断のため有用な場合があります。
まとめ
PRP治療は、自分の血液を利用した膝痛治療の選択肢のひとつです。
変形性膝関節症や半月板損傷などに対して検討されることがあります。
ただし適応には個人差があり、運動療法や体重管理も重要です。
膝痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
監修者
合田猛俊
医療法人社団GOZEN理事長
整形外科専門医
医学博士
清藤直樹
岩見沢ごうだ整形外科院長
整形外科専門医
医学博士
記事情報
【最終更新日】
2026年6月
【記事カテゴリー】
PRP療法
変形性膝関節症
半月板損傷
再生医療
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